小学生の頃、担任の先生が学校で、

内緒でクラスのみんなに北海道土産のチョコレートを配ってくれました。

それのあまりの物珍しさから、持ち帰りたくなりました。

しかし、先生は、

「内緒だから、みんなここで食べてね。ゴミは先生のところに持ってきてね。」

と言うのです。

もちろんマザコンの私は、この学校でチョコレートが食べられる特別感と、きっと美味しいであろうチョコを母と共有したくてたまらなくなりました。

 

 

こっそり持ち帰りたかったですが、私は落し物をよくするので、

うっかりこのチョコをどこか校内に落として、誰かに見つかり、大ごとになってしまうと先生がかわいそうだと思い、断腸の思いで食べました。

 

 

そして、悲痛に顔を歪ませながら先生に渡したゴミを今思い返してみるとあれはとうきびチョコでした。

人生初のとうきびチョコです。

 

 

そのあまりの美味しさに、パッケージすらもちかえれなかった悔しさがこみ上げ、せめてもの抵抗として、帰宅するまで口の中に溜めたまま飲み込まずに帰ると決めました。

 

しかし、ホームルームが終わった瞬間にそんなことも忘れて麦茶を飲みました。

 

 

 

 

 

さよならとうきびちょこ。

話はインドネシアに戻りまして。

一粒のタマリンキャンディーをもらった私。

 

しかしあめつぶ一つ、いくら個包装とはいえ、こんな私のことですから、はるばる日本まで持ち帰ろうとすれば、すっかり忘れて４年後くらいにカバンの隅から発見されるのがオチでしょう。

食べたい時が食べどき。

 

今食べることにしました。

 

 

ここから食レポです。

 

 

 

 

美味しかったです。

味は特になかったです。

強いて言うなら、

ちょっとおいしくないキウイみたいな味でおいしかったです。

私はすぐに気に入ってしまいました。

 

 

 

しょぼいレポートを申し訳なく思っています。

しかし正確なレポートです。

飴をくれたインドネシア人に、これはどこで売ってるの？と聞くと、

ここら辺のコンビニだと売ってないから、私かってこようか？

といってくれました。

ものすごく嬉しくなった私は、明日も会う予定があったので、

お手数をおかけしますが

と思いながら、おねがしました。

 

次の日、レシートも持ってきてもらい、タマリンキャンディー代と持参したお菓子を渡しました。

 

本当にありがとう。

無事、母とタマリンキャンディーを楽しむことができました。